中校長会10年の歩み(中学校教育70年史から)

1 10年間の沿革概要

 平成19年は、石川県の校長会が大きく変わった年である。それまで県内の校長会組織は、石川県小学校長会、石川県中学校長会、石川県小中学校長会の3つの組織が独立していたが、それを解散させ、この年の4月に新しく石川県小中学校長会として一本化してスタートした。
 当時、そのことに関わった方々にお話を伺うと、それを実現させるための苦労は並々ならぬものがあったということである。3つの校長会それぞれが目的を達成すべく様々な活動や研究を積み重ね、成果を上げていただけに、一本化することへの不安感が大きかったということである。しかしながら、

  • 学校運営が多忙になってきたなかで、3つの組織が同時に活動することからくる課題の解消が必要
  • 教育基本法や学校教育法等の教育関連法案の改定により、教育が大きく変わろうとしていたことから、県校長会  が一体となって取組を深め、自らの力量を高めことが必要

といったことが、会員に理解され実現したものである。 新しい県小中学校長会は、次の5点を活動方針とした。

  • 新しい教育基本法を踏まえ、今日的課題に応える教育の推進に努める
  • 信頼される学校づくりに向け、校長としての識見を高め、経営能力の更なる向上を図る
  • 関係機関・団体との連携を深め、実効のある活動を展開する
  • 校長会の組織と機能を充実し、活動の活性化を図る
  • 校長の裁量権の拡大よる教職員の職責に見合う待遇改善の実現に努める。

   これらを具現化するために、県小中校長会では、研究部会として小学校部会、中学校部会を組織し、その他に生徒指導部会、対策部会、事業部会、編集部会、会計部会の5つの部会を発足させた。このことによって、下の図に示すように県中学校長会は、それまでの独立した組織から県小中学校長会の1つの組織として組み込まれる形となった。しかし、当然のことであるが、中学校部会は県小中学校長会の傘下の組織ということではなく、中学校長会としての研究活動や研究協議会への対応等の事業は、主体的に行うことができる組織であることを会則に明記した。