中校長会10年の歩み(中学校教育70年史から)

 次に、中学校長会(中学校部会)の10年間の歩みを記す。

 平成19年度 6月、教育関連3法案が成立し、教員免許更新制や新しい職の設置、指導が不適切な教員への対応等が法制化された。学校の組織力をより高めるための校長の更なるリーダーシップが求められる時代になってきた。これらの法制化が、前述した県校長会の一本化に向けた動きを大きく後押しし、そのことが実現した。 10月、第58回石川県中学校長会研究協議会(以下「県中」という)河北大会を、「未来を切り拓く心豊かでたくましい日本人を育てる中学校教育」の主題のもと、内灘町で開催した。

 平成20年度 7月、金沢市で第48回東海北陸中学校長会研究協議会(以下「東陸中」という)石川大会(兼)第59回県中金沢大会を開催した。(主題はH19と同じ)東海北陸7県から1117名の参加を得て、石川県立音楽堂を主会場に盛大に行った。 10月、第59回全日本中学校長会研究協議会(以下「全日中」という)宮崎大会に、石川県から17名が参加した。第2分科会では、金沢市校長会が「学校教育金沢モデル」の取組を多方面から捉えて発表し、各県から注目された。

 平成21年度 新学習指導要領の移行措置がスタートした。校長会でも会議の議題に取り上げ、その趣旨の理解と先行実施される内容について共通理解を図った。そのことを受けて、各校長は様々な実践に取り組み始めた。 10月、第60回県中小松大会を、「未来を切り拓く豊かな人間性と創造性を備えた日本人を育てる中学校教育」を主題に、小松市で開催した。

 平成22年度 携帯電話や情報モラルについて定めた「いしかわ子ども総合条例」が県議会で改正された。県PTA連合会からも県小中校長会に大きな期待が寄せられるなか、中学校長会は家庭や地域と積極的に連携した取組を実践した。 10月、第61回県中白山・石川大会を白山市で開催した。(主題はH21と同じ)

 平成23年度 県教委が策定した「石川の教育振興基本計画」に基づいた実践、即ち「いしかわ学びの指針12か条」を重視した教育活動の展開(生徒の確かな学力の定着、豊かな心と健やかな身体の育成)が、年度当初から強く求められた。中学校長会は、趣旨を共通理解し、具体的な実践が展開されるよう組織として取り組んだ。 10月、第62回県中奥能登大会を穴水町で開催した。(主題はH21と同じ)

 平成24年度 8月、県小中校長会の主導の下、石川県小中学校教育研究会(略称、県学教研)を設立した。本県ではそれまでの教育研究は、各郡市町の教育研究会と各教科の研究団体が、それぞれ個別に研究活動を進めていた。その結果、組織がしっかりしていない郡市町があったり、活動日程が重なったりするなど、県下全体としては有効に機能していない状況があった。そこで、そのことを克服することの必要性から平成22年度より校長会が中心となり、新組織の設立準備作業に入り、ようやくその運びとなったものである。この経緯を踏まえ、これ以降の各年度の校長会の活動方針に「県学教研を支援する」ことを必ず入れることにした。 8月、第63回県中加賀大会を加賀市で開催した。前年度までは10月に開催していたが、課業期間の学校運営を考慮して、この年より8月に開催することとした。主題は、前年度の主題に新たに「社会において自立的に生きる」を付け加え、「未来を切り拓く豊かな人間性と創造性を備え社会において自立的に生きる日本人を育てる中学校教育」とした。平成25年度 8月、第64回県中七尾・鹿島大会を七尾市で開催した。(主題はH24と同じ) 10月、第64回全日中福井大会(兼)第53回東陸中福井大会が福井市で開催され、石川県中学校長会は次の3つのレポートを文書で発表した。