全連小 第73回 石川大会

第73回 全国連合小学校長会研究協議会石川大会 ならびに 第56回 東海・北陸連合小学校長会教育研究石川大会は、コロナ感染防止のため誌上開催になりました。

石川大会の開催変更について(石川県小学校長会)
全連小石川大会について(大字会長)

「ふるさとを愛し 主体的・協働的に学び 豊かな未来社会を創る子どもの育成」を目指して  
  ~第73回全連小石川大会の歩み~                        


 73回目にあたる全連小石川大会は、昭和33年金沢大会以来、実に63年ぶりの石川県での開催でした。この期に校長として巡り会えたことを大切にし、大会の成功を目指そうという熱い思いをもち、チーム石川の先頭に立って、令和元年4月に石川大会実行委員会を組織し最初の一歩を踏み出しました。そして、2400人の校長先生方を石川県にお招きする大会大綱を作成し準備を進めていました。

 しかし、令和2年度は、新型コロナウイルス感染拡大のため、2ヶ月間の臨時休業措置後の幕開けとなりました。我々がこれまで経験したことのない事態でした。さらに、全連小京都大会、東陸連小福井大会が相次いで誌上開催という決定がなされました。この時点で石川大会は1年後とはいえ、感染症対策を最重要課題とした、コロナ禍における集合型の大会開催を目指すことになりました。参加人数の縮減、分科会会場の変更、分科会の運営方法等、大会大綱の見直しをし、全連小理事会において、石川大会のアナウンスをさせていただきました。その結果、全国から大会開催の実現に向け、大きな期待と温かい応援の声をたくさんいただきました。これは、我々にとっては力強い励みとなりました。

  令和3年度になっても新型コロナウイルス感染においては依然収束をみせず、全国各地にまん延防止措置、緊急事態宣言発令等の動きを見せる状況でした。このような状況から、大会1日目の参加方法を変更することでさらなる感染対策を進めました。しかし、7月から全国の感染者数が増加し、石川県においても感染者の爆発的な増加で、大会開催はかなり厳しい状況になりました。最終的には8月の全連小常任理事会で「石川大会 誌上発表大会」が決定しました。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、また、校長先生方に自校の子ども達、職員の安全・安心を保障するため等の観点から、大会には校長先生方の参集は求めず、誌上での開催とさせていただきました。

  石川大会は、残念ながら誌上発表大会となりました。しかし、「ふるさとを愛し 主体的・協働的に学び 豊かな未来社会を創る子どもの育成」を副主題に、学校経営や危機管理など13分科会では、校長先生方の多様な実践や研究の成果が、全国に発信され共有されることになります。また、今大会では、研究協議会の活性化のために、発表者からいただいた事前アンケートを実施し、参加される校長先生方のご意見もお示しすることができました。一同に会しての協議はできませんでしたが、これらの実践は、大変意義深く、我が国の小学校教育の充実と発展に寄与するものと確信しております。本大会の成果が、我々の今後の学校経営に活かされとともに、来年の島根大会に引き継がれ、実りの多いものになることを願っております。

  ご指導とご助言をいただいた文部科学省をはじめ、全ての関係者の皆様に、厚く感謝を申し上げます。

         石川大会実行委員長 永田 靖人

 

全連小石川大会シンボルマーク

 北陸新幹線が開通して以来、県内への観光客増加には目を見張るものがあります。特に 外国からの観光客が多くなりました。それに伴い、街並みも大きく変わろうとしています。

そういう今だからこそ、石川の歴史と文化を再認識する良い機会ではないかと考えています。   

 かつては「空から謡が降ってくる」といわれ、親しまれた能楽も独自の発達を遂げ、完成の域に達した「加賀宝生」。そして、それを彷彿させる金沢駅の「鼓門」。まだまだ数えたらきりがありません。 石川県では、里山里海を中心とした地域活性化に取り組んでいます。その里山を緑色、 里海を青色で表現しました。

 また、金沢の伝統工芸である「加賀水引」をイメージして描いた石川県。8本の紐は全国8ブロックを表しています。 今大会において、この8ブロックの強い結びつき(絆)を願っています。

ようこそ石川へ     ようこそ金沢へ

第73回 全国連合小学校長会研究協議会 石川大会実行委員会